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おみくじにも働く可能性があるプラシーボ効果 プラシーボ効果とは?「あばらもえくぼ」にもプラシーボ効果が働いている!?

心理学

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みなさんはプラシーボ効果という言葉をご存知だろうか?

 

プラシーボ効果とは、効果がないのに効果があると錯覚してしまうという心理的メカニズムのことだ。心理的に効果があると錯覚してしまうだけではない。肉体的にも錯覚してしまうことだってある。つまり薬が効いていると肉体的心理的に錯覚してしまうこともあるのだ。

 

いや、プラシーボ効果心理的肉体的に効果があると錯覚してしまうというだけではない。本当にその効果が肉体に現われる場合もあるのだ。

 

つまり、まったく効果のない薬(偽薬)を使ったにもかかわらず、「その薬に効果がある」と信じている人の体の中で、その薬が有効に働いてしまうことがあるのだ。

 

たとえばBさんという風邪をひいている人がいるとする。Aさんが「風邪薬をどうぞ」と薬を勧める。Bさんはその薬を飲む。すると30分後Bさんの風邪の症状が軽くなった。それはありえないことだった。なぜならAさんが勧めた風邪薬は偽薬だったからだ。風邪を治す効果などまったくない偽薬だからだ。

 

でも、Bさんの風邪の症状は確かに緩和された。偽薬を服用したのにも関わらずだ。

 

普通ならそんなことありえない。効果のない薬を服用して、風邪の症状が緩和するなんてことはぜったいにありえないことだ。

 

でもBさんの風邪の症状は偽薬を服用したのにもかかわらず緩和した。そんな非科学的な現象が起きた。

 

なぜか?

 

プラシーボ効果が働いたからだ。

 

効果のないものを効果があると信じた結果、プラシーボ効果が働き、その効果が実際に体に現われる。偽薬を本物と信じた(錯覚)からこそプラシーボ効果が働き、肉体にその効果が現われたのだ。

 

信じるものは救われる

 

その言葉を証明するようなプラシーボ効果という現象。この現象は本当に存在するのだろうか?

 

プラシーボ効果の実験

1954年には、すでにLasagnaらにより、薬理学的に効果のない薬を鎮痛薬として与えると30%の人に鎮痛効果が認められることが報告されたそうだ。

 

偽薬を服用した30%の人に効果があったというこの実験。もし、この実験が本当だったとしたら100人中30人もの人が偽薬を服用して、効果があるということになる。100人中30人はかなりの数である。

 

しつこいようだがもう一度言わせてもらう。偽薬はまったく効果のない薬なのだ。そんなまったく効果のない薬を服用して30%の人が効果があるという実験結果。これは驚きの結果である。

 

まったく効果のない薬を服用して30%の人に効果があったという事実は30%の人が思い込みによって偽薬を効果があるものに変化させたということだ。

 

これは本当に驚きの結果である。

 

だが、この実験が行われたのは1950年代。信憑性のある実験とはいいがたい。残念ながらこのほかのプラシーボ実験の記事を見つけることはできなかった。

 

だが、洗脳のニュースはよく見かける。この洗脳という行為にはプラシーボ効果が働いている可能性があるのではないか?そんな疑いを僕は抱いている。

 

洗脳問題

洗脳とは特定の人物の人格を自分の都合のよい人格に変えるという行為だ。洗脳された人物はその洗脳を行った人間に利用されるというのが一般的な認識だ。

 

以前、X Japanのトシの洗脳問題というものが世間を騒がせた。

 

X Japanのトシは90年代を代表するバンドのボーカルだった。当時人気絶頂だったX Japanのトシは突然の脱退を宣言し、そして本当に脱退してしまった。その脱退の原因が洗脳だったといわれている。

 

洗脳されたトシは約10年もの間、洗脳者に利用されつづけた。洗脳者の仲間にも利用されつづけた。そのせいで彼は15億円以上もの財産を失った。

 

だがトシあることがきっかけで洗脳から抜け出すことができた。そのきっかけとはX Japanの再結成だった。「X JAPANを再結成すれば数億円を用意する」という話が持ち上がったのだ。その話を知った洗脳者はトシにX JAPANの再結成を勧めた。洗脳者は金に目が眩んで再結成を勧めたのだ。洗脳者は守銭奴だったのだ。金に汚い最低の人間だったのだ。

 

洗脳者がそういうろくでもない人間だと気づいたトシは、洗脳から抜け出すことができた。

 

でも、トシは再結成の話が持ち上がるまでは、その洗脳者のことをすばらしい人物と信じていたのだ。つまり、その再結成話が持ち上がらなかったら、トシは今でも洗脳されつづけていたかもしれないのだ。そんな人間のクズな洗脳者をすばらしい人だと信じ続けていたかもしれないのだ。

 

洗脳者はトシに自分はすばらしい人物だと思いこませた。その方法の中にプラシーボ効果が発動するようなことがあったのではないか?僕はそう思っている。

 

トシの中にプラシーボ効果を生じさせた方法は?

トシ洗脳に深く関わった人物は二人だったようだ。

 

一人はトシの元妻。

もう一人はM氏だ。

 

元妻は元芸能人だったらしい。芸能人だっただけあって綺麗な女性だった。そんな経歴と容姿を持つ元妻がトシ洗脳に深く関わっていた。

 

洗脳問題の記事を読むと元妻とM氏には深いつながりがあったようだ。それは肉体関係を含む濃密な関係だったようだ。そんな関係のある2人がトシ洗脳計画を練り、実行に移した。ある記事にそう書かれていた。

 

つまり、元妻はトシと出会う前にすでにM氏と関係があり、洗脳計画をいっしょに考えていたかもしれないということだ。

 

そんな関係にあった元妻はトシに近づいた。トシを洗脳し、カネを巻き上げるために。そしてその計画は成功した。トシと洗脳し、多額の金をトシから奪った。

 

●トシにとって元妻には魅力があった。

トシにとって元妻はとても魅力的な女性に思えたのだろう。トシは芸能人だ。元妻の容姿的魅力だけにひかれ、結婚を決めたわけではないだろう。では、元妻には容姿のほかにどんな魅力があったのか?

 

結婚前、トシには悩みがあった。メンバーのヨシキとの確執、友人や家族への失望、将来への不安など多くの悩みをトシは抱えていた。そのため精神的に疲れていた。追い詰められていたといっても過言ではないかもしれない。

 

そこに元妻が現われた。おそらく元妻はそんな精神的に追い詰められているトシを献身的に支えたのだと思う。

 

人は弱っているときに優しくしてくれたり、尽くしてくれたりした相手に好感を抱くといわれている。トシの中にこの心理メカニズムが働いた可能性は非常に高い。自分が弱っているほどに、そして、相手が尽くしてくれた分だけ、相手への好感度は増す。トシの中でこのメカニズムが働いた可能性も非常に高い。

 

そんな心理メカニズムが働いたからこそトシは元妻に強い愛情を抱いたのではないだろうか。

 

これは僕の推測に過ぎないが、見当違いな推測ではないと思う。

 

だからこの仮説をさらに推し進めようと思う。

 

●愛情を抱くとあばたもえくぼ効果が働きやすくなる

 「あばたもえくぼ」という言葉をご存知だろうか?

 

あばたもえくぼとは、人は人を好きになるとその人の欠点も価値あるものに思えるという心理メカニズムのことだ。つまり普通なら無価値に思えるものも、相手のことを好きになると無価値だったものが価値あるものに思えてしまう。そういう心理メカニズムが誰かを好きになると働くというわけだ。

 

トシの中にもこの「あばたもえくぼ」という心理が働いたと思う。結果、元妻の良くないところも良く見えるようになってしまった。

 

トシにM氏を紹介したのは、元妻だった。もちろん、これも2人の計画の一部だったのだと思う。そしてトシはまんまとその計画にのせられ、M氏を信用してしまう。この信用する過程にもあばたもえくぼ心理が働いていたと思う。

 

トシは元妻を愛していた。そのためあばたもえくぼ心理が働きやすい状態にあった。そこにM氏という元妻が信用している人物が現われた。愛する元妻が信用している人物なのだから信用できるのだろうとトシは思う。こう思ったトシの中ではすでにあばたもえくぼ効果が働いていたのだと思う。そのせいで必要以上にM氏という人物を信用してしまったのではないか。

 

先に述べたとおり、あばたもえくぼとは、好きな相手の欠点も価値あるものに思えるという心理だ。この心理の見方を変えると、価値のないものまで価値があると思ってしまうということになる。

 

つまり、価値がないどころが自分にとって有害なものさえ価値あるものと思ってしまう可能性があばたもえくぼ心理にはあるということだ。

 

トシはあばたもえくぼ心理が働いてしまったために有害な人物を信用できる人物と思ってしまったのだと思う。

 

トシは妻を愛している⇒あばたもえくぼ心理が発動しやすくなっている⇒妻に信頼するM氏が登場⇒妻にとってその人物は価値ある存在⇒妻にとって価値ある存在はあばたもえくぼ心理が働くため必要以上に良く見えてしまう⇒結果、トシはM氏を必要以上に信用してしまった

 

これがトシがたどった心理過程ではないかと思う。

 

愛する人が信用する人物は彼女の構成要素のひとつだ。その構成要素のひとつであるM氏にあばたもえくぼ心理が働いてもおかしくはない。もちろん、あばたもえくぼ心理だけでなく、M氏自身にもトシをひきつける魅力があったのだと思う。だが、妻を愛するがゆえのあばたもえくぼ心理がまったく働かなかったとは考えにくい。多かれ少なかれ妻を愛するがゆえのまばたもえくぼ心理が多かれ少なかれ働いていた。僕はそう推測する。そのあばたもえくぼ心理とM氏の魅力の相乗効果でトシは常識的な思考ができないくらい洗脳されてしまったのだと思う。

 

これが僕の推測であり、仮説だ。

 
参考:X JAPAN ToshIが語った洗脳の恐怖と解放された瞬間 - NAVER まとめ

 

●プラシーボ効果とあばたもえくぼ心理

 プラシーボ効果は人の錯覚を利用する効果だ。人がこれは信用できると錯覚することによって効果がないものが効果があると錯覚する効果だ。錯覚だから実際は効果がない。効果がないだけではなく有害な場合だってある。有害なもの、効果がないものは人にとって価値のないものだ。

 

つまりプラシーボ効果とは価値のないものを価値あるものと錯覚する効果ということになる。

 

このプラシーボ効果、あばたもえくぼと似ていると思わないか?僕は思う。すごく似ていると思う。

 

あばたもえくぼも錯覚することで無価値なものを価値あるものと思いこんでしまう心理だ。プラシーボ効果も錯覚することで無価値なものを価値あるものと思い込んでしまう心理だ。このふたつは非常によく似た性質を持っている。

 

どうして同じ性質を持っているか?

 

それは「あばたもえくぼ」にはプラシーボ効果が含まれているからだと僕は推測する。

 

あばたもえくぼという状態を思い浮かべてほしい。あばたもえくぼ状態になると相手の欠点すら良く見えてしまいやすくなってしまう。つまり、無価値なものを価値あるものだと錯覚しやすくなってしまうということだ。

 

無価値なものを価値あるものと錯覚しやすい状態になるとどうなるか?無価値で何の役にも立たないものを役に立つと錯覚しやすくなる。この性質はプラシーボ効果の役に立たないものを役に立つと錯覚してしまう心理と同じである。

 

この一致からあばたもえくぼの中にはプラシーボ効果が含まれていると推測した。

 

価値あるものは自分にプラスの効果を与えてくれる。たとえあばたもえくぼによる錯覚の価値だとしてもそれはプラスの効果を与えてくれる。そのメカニズムはプラシーボ効果のメカニズムと同じだ。つまり、あばたもえくぼの中にはプラシーボ効果が含まれている。だから価値なきものにも価値を感じ、プラスの効果を感じることができる。

 

そう僕は推測する。

 

僕の推測を信じる・信じないはあなた次第だ。

 

愛情・恐怖がプラシーボ効果を生じやすくする

たとえば強い愛情。愛情は上記で述べたようにあばたもえくぼ心理が働きやすくなる。そのため錯覚を抱きやすくなり、プラシーボ効果が働きやすくなる。

 

病気などによって強い恐怖を感じたときもプラシーボ効果が生じやすくなる。病気の恐怖から解放されるために効果の疑わしい薬を使う。その薬には効果はない。業者が効果があると偽って販売したものだった。でもその薬には効果があると専門家の言葉が広告にあった。多くの使用者の効果があったという書き込みもあった。その言葉を購入者は信じた。だから薬を購入した。病気の恐怖から解放されるために。薬を使うと効果があった。効果のない薬なのに効果があった。プラシーボ効果が働いたせいだ。プラシーボ効果によって効果のない薬を効果あると錯覚した人はさらにその効果のない薬を購入してしまう。恐怖から解放されるために。

 

このように恐怖から解放されるためにプラシーボ効果が働いてしまうことがある。

 

うつ病に苦しむ人も効果のない薬を効果があると錯覚して飲み続ける人がいる。うつ病の苦しみから解放されるために。

 

X Japanのトシにも愛情以外にも強い恐怖感があったのかもしれない。その恐怖から逃げるために元妻とM氏にすがったのかもしれない。そして錯覚の解放感を真実だと思い込み、X Japanを脱退し、元妻とM氏のもとへ走ったのかもしれない。

 

誰だって恐怖や不安、痛み、苦しみを抱けば解放されたいという気持ちを持つ。その気持ちがプラシーボ効果を働かせやすくする。おみくじや験担ぎをする人の中にも恐怖や不安があり、プラシーボ効果が働きやすくなっているため、おみくじが大吉が出るまで引いたり、験担ぎをしたりする人がいるのだろうと思う。

 

もちろん、プラシーボ効果が完全なる悪だと言っているわけではない。プラシーボ効果がたとえ効果のないことを効果があると錯覚しているだけだとしてもそれで精神的肉体的に楽になるなら良いことだと思う。

 

でもプラシーボ効果に振り回されて、自分の人生を壊してしまうようなことは間違っていると思う。そうならないためにも自分の実感している効果がプラシーボ効果か否かを考えることも必要だと僕は思う。

 

もちろん、プラシーボ効果を検証するのは難しいことだ。でも、効果を鵜呑みにするのと、自分なりに検証するのとでは、後者のほうが良い結果にたどりつける可能性が高い。だから自分の実感している効果を時には疑って検証してほしい。

 

とくに薬や健康関連の方法論などは疑う機会を持ったほうがいいと思う。

 

人は専門家の言葉や著名人の言葉を信じやすいという性質がある。STAP細胞の小保方晴子を覚えているだろうか。ノーベル賞級の発見をした理化学研究所の元職員だ。彼女の発見したSTAP細胞を多くの日本人が信じた。日本人だけでなく、ネイチャーという権威ある雑誌の選考委員さえ彼女の研究結果を信じた。だが、その研究結果は間違っていた。誰もその実験結果の再現をすることができなかったのだ。つまり誰もSTAP細胞を作り出すことができなかったのだ。その結果が出るまで多くの人がSTAP細胞の存在を信じていた。

 

このように人には専門家や著名人の言葉を信じやすいという性質がある。薬や健康関連の方法論には専門家のコメントが使われていることが多い。そのコメントの中には間違ったコメントが存在していることがある。だが、信じやすく疑うことを知らない人はそのコメントを鵜呑みに、効果のない薬を購入したり、間違った健康法を実践してしつづけてしまう。

 

コメントが好きな専門家や著名人の言葉だった場合も注意が必要だ。あばたもえくぼ心理が働くためプラシーボ効果が働きやすくなるため、その情報を鵜呑みにしやすくなるからだ。

 

さらにプラシーボ効果はたくさんの人が効果があるという情報にも働きやすい。行列のできるお店を想像してほしい。読者の中になんの行列かわからないが、その行列に並んでしまった人がいるはずだ。僕は並んだことがある。行列のできるラーメン屋だった。なんとなく行列ができているくらいだから美味しいラーメン屋だと思ったのだ。実際、美味しかった。でも、この美味しいという感覚にはプラシーボ効果が働いている可能性があるのだ。みんなが美味しいと思っているから美味しいという思い込みがあるため、プラシーボ効果が働き、美味しさに補正がかかっている可能性があるのだ。それを証明する方法はないが、可能性はゼロではない。

 

このようにたくさんの人が美味しい、効果があると思っているものに対して、人は美味しいもの、効果があるものと即断いしやすい。その結果、プラシーボ効果が働き、美味しさや効果にプラスの補正がかかりやすい。

 

この心理メカニズムも洗脳にはよく使われる。おそらくトシの洗脳にもこのメカニズムが利用されているはずだ。

 

元妻の愛情、将来への恐怖、集団心理、専門家など権威。この4つ利用し、トシは洗脳されたのだと思う。

 

間違った情報を鵜呑みにして効果のない薬を使ったり、間違った健康法を実践しないようにするために、時には薬や健康関連の情報は疑ってみたほうがいい。そうすれば間違った薬や健康法を使う頻度を減らすことができるはずだ。

 

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