過剰な完璧主義は人生を狂わせる! 過剰な完璧主義に陥らない方法

 以前、完璧主義の問題について書いた。

 

今回は過剰な完璧主義に陥らないようにする方法について書こうと思う。

 

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過剰な完璧主義に陥らない方法

1、劣等感にこだわりすぎない

劣等感の強い人は劣等感にこだわる傾向が強くなる。そのせいで過剰な完璧さを追い求めてしまう傾向も強くなる。

 

●劣等感の強い人は減点法的思考をする傾向が強い

減点法とは自分の欠点の改善を重視するという方法だ。劣等感の強い人はこの方法を多用している人が多い。ここだダメだ、あそこもダメだと減点法の人は次から次へと自分の欠点を見つけ、自分の評価を下げる。

 

もちろん、欠点を改善して自己評価を上げるために減点法思考をしているのだが、減点法思考ばかりしていると、その分だけ自分の欠点を見る回数が多くなる。欠点を見る回数が増えれば、劣等感を見る回数も増える。劣等感を抱く回数が多くなれば、深刻な劣等感を抱くリスクも高くなる。

 

減点法思考にはそういうデメリットが存在する。

 

●どうすれば減点法を多用せずにすむか?

加点法を身につければいい。

加点法は減点法とは反対に自分の美点に目を向ける。

 

たとえば、試験で80点をとったとする。減点法の場合、自分がミスをした問題に目を向ける。だが、加点法の場合、自分の正解した問題に目を向ける。

 

自分はこんな問題を解くことができたのだと満足する。自分にはこの問題を解く力があるのだと自分を評価する。

 

自画自賛ではないか!

と思った読者の方がいると思う。

 

確かに自画自賛である。

ちょっと待ってほしい。

この話にはまだ続きがあるのだ。

 

確かに自分の正解した部分を見て、こんな問題を解ける自分はすごいと評価しているだけでは自画自賛にすぎない。でも、自画自賛のあと、その自画自賛した問題をより効率の良い方法で解く方法を考えるのだ。

 

もっと効率の良い暗記方法を模索したり、もっと効率の良い計算過程で数学の問題を解く方法を模索したりするのだ。そうすれば自分の能力をアップさせることができる。

 

この方法を使えば、自画自賛で満足したあと、さらに自分の能力アップまでできる。これが僕の推奨する加点方だ。

 

成功に満足して自己評価を上げる+より良い改善策を見つけ能力を上げる

 

この方法を使えば、減点法を使うより劣等感を抱く可能性は低くなる。

 

加点法。ぜひ身につけてほしい。

 

●競争社会が減点法思考を多用する人を増やす

社会にはさまざまな競争がある。受験戦争、出世争い、スポーツによる競争、容姿の優劣を競い合う競争、芸能界などの特殊な世界で生き残るための生存競争。

 

そんなさまざまな競争が存在するために、人は減点法的思考を多用してしまう。少しでも自分の欠点を改善して、競争に勝つために。

 

残念ながら日本にいるかぎり競争を完全に無視して生きることはできない。

 

そんな競争社会で自分の欠点に目を向けてばかりいればノイローゼになるのは当然だ。欠点をみれば、劣等感を抱くからだ。その劣等感は減点法思考を続けていけば確実に強くなっていく。

 

才能や環境に恵まれていれば、劣等感が強くなる前に自分の欠点を克服することができるだろう。でも残念ながらすべての人が才能や環境に恵まれているとは限らない。才能や環境に恵まれていない人だって必ずいる。

 

そんな才能や環境に恵まれていない人が減点法思考を続けていけば、いつか必ず深刻な劣等感を抱くときがくる。

 

そうならないためにも減点法思考だけでなく、加点法思考を身につけてほしい。そうすれば深刻な劣等感を抱くリスクを下げることができる。

 

劣等感は人の人生を狂わせる可能性がある感情だ。その感情が強くなるほどに人生を狂わせてしまう可能性を高くしてしまう。そうならないためにも加点法思考を身につけ、劣等感が強くならないようにしてもらいたい。

 

●減点法思考の多用の弊害

減点法思考の弊害は劣等感を強めるリスクが高いだけではない。他人の評価にも減点法思考を多用してしまうリスクを高めてしまうという弊害もある。

 

減点法思考を多用している人はそれが習慣になっている。その習慣は無意識に出てしまう。そのため無意識に他人のことも減点法思考と使って評価してしまう。そういうリスクを減点法思考多用者は高めてしまうのだ。

 

もちろん、真面目な人は意志の力でその習慣をコントロールする。だが、人は疲労やストレスが蓄積するにしたがい意志力が弱くなっていく。意志力が弱くなれば習慣的行動をコントロールする力が弱まる。そのため無意識に習慣を多用してしまう場合がある。

 

ダイエットを思い浮かべてほしい。ダイエットを始める前はほとんどの人が普通に食事をしている。3食きちんと食べている。だが、ダイエットを始めると3食きっちりと食べなくなる。人によっては一日一食しか食べなくなる場合がある。

 

はじめのうちは一食でも我慢できる。でも時間の経過とともに一食では我慢できなくなる。食事を減らしたことによる疲労とストレスによって意志力が低下しているからだ。(ダイエットの場合は食べたいという気持ちも意志力を下げる要因になる。習慣にも願望と同じような性質がある。つまり、習慣にもその習慣を意識的に我慢し続けているとその習慣を使いたいという気持ちが強くなるのだ。そのため習慣を我慢期間が長くなるにつれ、その習慣を再開したいという気持ちが強くなる。習慣にはそのような性質がある)

 

意志力が低下すれば、ダイエット失敗のリスクは高くなる。そのリスクが現実となって、ダイエットに失敗という実例がたくさんある。

 

減点法思考も同じだ。意志力が弱くなれば、他人を減点法思考で評価してしまうリスクは高まる。

 

加点法思考の習慣を身につければ、他人を減点法思考で評価する習慣をコントロールしやすくなる。

 

減点法思考と加点法思考をバランスよく使う。そうすれば、意志力が低下しても減点法を多用したり、加点法を多用したりなどの極端な行動をとるリスクを下げることができる。

 

減点法にも加点法にもメリットとデメリットがある。だからバランスよく使う必要がある。日ごろからバランスよく使うことを心がけていればそれが習慣となる。

 

2、多様な価値観を持つ

 価値観に偏りがあると、完璧主義に陥りやすい。

 

たとえば「完璧=かっこいい」という価値観。確かに「かっこいい」は価値あることだ。でも他にも価値あることはある。たとえば上手な絵が描ける、友達と楽しく話ができる、一人でぼうっと空想に耽ることができるなど、価値あることはたくさんある。

 

でも「完璧=かっこいい」という価値観しかないとその価値観に固執してしまう。これは極端な例だが、間違いではない。人は価値観の種類に偏りがあるとその価値観に固執してしまうという性質があるのだ。

 

その固執は自分を成長させてくれる場合もある。でも同時に自分を破滅させる場合もある。この特定の価値観に固執するという行為もまた諸刃の剣なのだ。自分を良くする場合もあればダメにする場合もある諸刃の剣なのだ。

 

特定の価値観に固執することによって成長することができるならいい。たとえば一途にプロ野球選手になりたいとその価値観に固執して、本当にプロになれるならいい。それは素晴らしいことだ。でも残念ながら、その価値観に固執して、夢を叶えられる人は一握りの人しかいない。ほとんどの人はその価値観を固執し続けても夢を叶えられず終わってしまう。

 

そういう人たちがその価値観しか自分の中になかったらどうなるか?きっと絶望するだろう?なにもしたくないと思うだろう。自分の才能のなさに怒りを感じ、自暴自棄な気持ちになるだろう。

 

もちろん、そういう挫折を克服して成長する人もいる。でもその道は過酷だ。特に偏った価値観しかない人は多様な価値観のある人より過酷だ。多様な価値観のある人はプロ野選手以外の道もその豊富な価値観のおかげで容易に見つけられるだろう。でも貧弱な価値観の人はその貧弱な価値観のせいでなかなか他も道を見つけることができないだろう。

 

偏った貧弱な価値観が足をひっぱって新しい道を見つけることができない。そういう状況に陥る可能性が特定の価値観に固執+偏った価値観の人は高いのだ。

 

その可能性を少しでもゼロに近づける方法は多様な価値観を身につけることだ。とにかく特定の価値観にこだわるのではなく、いろんな価値観に触れてみよう。そうすればいろんな価値観を身につけることができる。

 

いろんな価値観を身につける柔軟さを身につけることができれば、特定の価値観に固執して傷つくことを回避することができるようになる。

 

もちろん、自分を成長させるために特定の価値観にこだわることも必要だ。でもその特定の価値観が自分をダメにする可能性が生じたとき、多様な価値観があるとないでは人生に大きな差が生じてしまう。

 

だから多様な価値に触れ、多様な価値観を身につけてほしい。自分の人生のプラスの可能性を高めるために。

 

●価値観を増やす=好きなことを増やす

 価値観を増やすということは好きなことを増やすということだ。

 

たとえばゲームだけが好きという少年がいるとする。その少年が母に読んでもらった本に感動して読書に興味を持ち、読書を始める。そして読書好きになる。ゲームしか好きでなかった少年が本という価値観に触れることによって「本=価値あるもの」という価値観を身につけたのだ。

 

どうしてその価値を身につけることができたのか?本を好きになったからだ。つまり、人にとって価値あるものとは好きなもののことなのだ。好きになるからこそ価値あるものになるのだ。

 

プロ野球選手を夢見る人も基本的に野球が好きだからその「プロ野球選手=かっこいい」という価値観を身につけることができるのだ。もし、野球なんて嫌いだったら「プロ野球選手=かっこいい」という価値観を身につけることなど不可能だろう。

 

さまざまな価値に触れればその分だけ好きなものを見つけられる可能性が高くなる。だからさまざまな価値に触れてほしい。そうしてさまざまなものを好きになってほしい。そして自分の人生のプラスの可能性を高めてほしい。

 

●偏った価値観=資源の乏しい世界

偏った価値観で生きるということは資源の乏しい世界で生きることと同じだ。

 

資源が豊富にある世界を想像してほしい。石油、木材、電気、レアメタルなどが世界には豊富にある。

 

次に資源の乏しい世界を想像してほしい。石油、木材、電気、レアメタルなどが乏しい世界。

 

資源の豊富な世界と乏しい世界。どちらのほうが豊かに生きられるだろうか?ほとんどの人が資源の豊富な世界と答えるだろう。僕も同じ答えた。

 

価値観に偏りがある人は、資源の乏しい世界と同じだと思う。資源が乏しいせいで好きなものが少ないのだ。

 

世の中にはたくさん自分が好きになれるものが存在しているのに、乏しい資源しかない脳みそのせいでその存在に気づくことができない。世の中には自分の中の資源を増やすことのできるものがたくさんあるのに資源の乏しい脳みそのせいでそれに気づくことができない。そういう人がたくさんいる。

 

偏った価値観のままでも生きることはできるかもしれない。資源の少ない、好きなものの少ないままでも生きることもできるかもしれない。でも、その生き方は損をしている。もっと楽しく生きられる可能性があるのに、もっとよりよい自分になれる可能性があるのにそれをふいにしてしまっている。それはとてもモッタエナイことだ。

 

そんなモッタエナイ生き方をしないでほしい。もっと貪欲にさまざま価値に触れ、自分の好きなものを増やしてほしい。もっと自分の中に貪欲に資源を増やしてほしい。そうすればもっと楽しい人生が送れるはずだ。

 

●価値観の偏りを直すには?

たとえば読書をするならいろんな本を読んでみてほしい。小説、実用書、エッセイ、哲学書、伝記、医学書などの中から自分が普段読まないような本を読んでほしい。読むことによってさまざまな知識に触れることができる。その知識は今は自分のとって価値のないものかもしれない。

 

でも、その知識は思わぬ形で自分の価値あるものになる可能性がある。たとえば小説家になろうとしたとき、蓄積してきた知識は新しいアイデアを生み出す材料になってくれる。

 

たとえその知識を忘れてしまっていても、記憶のどこかにはその知識が残っている。その知識が新しいアイデアを生み出す原因にくれる場合がある。

 

小説家などの特殊な職業だけでなくサラリーマンなどになったときも蓄積した知識は自分では気づかないレベルで思わぬアイデアを生む原因となってくれている場合がある。

 

知識にはそういう力がある。身につけているときには役に立たないな、価値ないなと思っている知識でもあるとき思わぬ形で自分の力になってくれる。そういう時間差で現れる価値が知識にはあるのだ。

 

だから無駄とは思わず貪欲に知識を吸収してほしい。忘れることを恐れずどんどん本を読んで知識を吸収してほしい。忘れている知識だって思わぬ形で自分の人生に役立っていることはある。だからどんな知識でも無駄だと思わずとりあえず頭の中にストックしておこう。

 

読書だけでなく、たとえば帰り道などもいつも同じルートで帰るのではなく、いつもと違うルートを選んで帰ってみよう。違う道には新たな発見があるかもしれない。

 

美味しいレストランを発見できるかもしれないし、面白いシーンを目撃することができるかもしれないし、美しい景色を見れるかもしれない。

 

新たな発見は自分の価値観を広げる役に立ってくれる。

 

新たな知識、新たな発見、新たな事実、新たな経験。それらは自分の価値観を広げる役に立ってくれる。だから面倒くさがらずに、無駄だと思わずに貪欲に新しい知識を吸収したり、新しいことにチャレンジしてみてほしい。

 

価値観を広げるということは可能性を広げるということ。その言葉を信じて価値観を貪欲に広げてほしい。

 

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