完璧主義が疲れる理由 完璧主義が止められない理由

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完璧主義は100点を目指す

完璧主義とは100点を目指すことだ。完璧主義の傾向が強い人はほど100点をとりたいという気持ちが強くなる。

 

テストで100点をとるのは難しい。小学生低学年の頃のテストなら授業をきちんと聞いていれば比較的容易に100点を取ることができるだろう。だが、学年が上がるにつれ、100点をとるのが確実に難しくなる。

 

普通の人なら100点をとり続けるのは無理だと思い、100点を目指すことをあきらめる。「70点、80点でいいや」と妥協するようになる。そして70点、80点で満足するようになる。

 

でも完璧主義の傾向が強い人は100点にこだわる。完璧主義の傾向が強い人ほどそのこだわりは強くなる。

 

なぜ完璧主義の傾向が強い人はそこまで100点にこだわるのだろうか?

 

完璧主義が100点にこだわる理由

1、完璧=かっこいい

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完璧主義者の中には「完璧=かっこいい」というイメージを持っている人がいる。そのイメージが普通の人より強い。そのため完璧を目指してしまう。

 

このタイプの完璧主義者は承認欲求と自己顕示欲が強い。他人に認められたい、褒められたい、評価されたいという気持ちが強いということだ。完璧主義の傾向が強いほどにこの気持ちは強くなる。

 

だからこのタイプの人は完璧を、100点を目指してしまう。評価されるために、ちやほやされるために、100点を目指してしまう。

 

また「完璧=異性にモテる」というイメージが強い人もこのタイプの完璧主義者の中には多い。

 

いずれにしても、このタイプの完璧主義の中には「完璧=評価に値すること」というイメージがある。つまり他者の評価を得るためにこのタイプの完璧主義者は完璧を目指しているということになる。

 

多かれ少なかれ人には他人に評価されたいという承認欲求がある。でもこのタイプの完璧主義者はその欲求が普通の人より強い。そのため尋常ではないくらい完璧さを求めてしまう。

 

2、自己防衛

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自己防衛、つまり自分を守るために完璧を目指す完璧主義者がいる。

 

このタイプの人は完璧でないと他人に怒られる、悪口を言われる、いじめられる、見捨てられるなどのネガティブなイメージが頭の中にある。

 

親に100点を取らないと怒られる、恋人に100点を取らないと見捨てられる、共立ちに100点を取らないと嫌われる。このタイプの完璧主義者はそういうイメージを持っている。

 

過去に100点をとらなかったため、親に怒られた、友達に笑われた、恋人に振られたという経験があるとこのタイプの完璧主義者になる可能性が高くなる。

 

また「完璧=かっこいい」というイメージを持っている人もこのタイプの完璧主義になる可能性が高い。「完璧=かっこいい」というイメージを持っている人は「完璧でない=かっこ悪い」と思っているからだ。もし、そう思っている人が完璧でないことをすれば自分はかっこ悪いと思ってしまう。周りの人も自分のことをかっこ悪いと思っているに違いない。実際は周りの人はかっこ悪いと思っていなくても、「完璧でない=かっこ悪い」と思っている人は周りの人もかっこ悪いと思っていると思ってしまう。

 

「完璧=かっこいい」という思い込みが強いほどそう思ってしまう可能性が高くなる。そう思ってしまう傾向の強い人はマイナス評価を受けて傷つかないように100点を目指す傾向が強い。

 

かっこいいと思われていたいという承認欲求と他人にかっこ悪いと思われて傷つきたくないという臆病さ。このタイプの完璧主義の人の中にはこの2つの傾向が存在している。完璧主義の傾向が強い人ほど、この2つの傾向も強くなる。この傾向が強くなるほど完璧主義の傾向も強くなる。

 

他人に認められるために完璧を目指し、他人にマイナス評価を受けたくないために完璧を目指す。そんな動機に突き動かされてこのタイプの完璧主義者は完璧を目指し続ける。

 

ただ純粋に他人に評価されるだけを目指す完璧主義者なら他人のマイナス評価を恐れない。でも他人の評価を求めるものは大概他人のマイナス評価を恐れる。つまり、完璧さを求めることによって他人の評価を得ようとする人のほどんどは他人のマイナス評価を恐れるということだ。

 

だからほどんどの完璧主義者は、マイナス評価を恐れる。そのため完璧を異常なまでに求めてしまう。異常なまでに求めつづけてしまう。マイナス評価を回避するために。

 

●劣等感の強い人

劣等感の強い人ほどマイナス評価を恐れるようになる。劣等感の強い人は自分の存在価値を脅かされている状態だ。これ以上マイナス評価を受ければ生きる価値がゼロになってしまう。そういう考えが劣等感の強い人の中にはある。その考えは劣等感の強さが増すほどに大きくなっていく。

 

そのため劣等感の強い人は残り少ない自分の存在価値を守るため、少しでも自分の存在価値を高めるために完璧さを求める気持ちが強くなる。完璧になれば一気に自分の存在価値がアップするからだ。存在価値が急上昇すれば、劣等感から解放される。そのため劣等感の強い人は完璧を求める傾向が強くなる。

 

たとえば容姿にコンプレックスのある女性(以下Aさん)がいるとしよう。Aさんの中には強い劣等感がある。自分より綺麗な女性を見るとその劣等感が刺激され、不快な気分になる。誰かに見られていると自分は不細工だと思われているという被害妄想をもってしまう。それが妄想だと思っても、劣等感が強く、自分に自信のないAさんは妄想だと信じることができない。不細工だと思われていると思い込んでしまう。そのためますます劣等感が強くなってしまう。

 

そんな劣等感に苛まれる毎日は辛い。一刻も早く抜け出したい。その思いは劣等感が強くなるほどに強くなる。この辛さから抜け出すには、二度とこんな辛い思いをしないためには完璧な容姿を手に入れるのが最も良い方法だとAさんは考えるようになる。完璧な容姿なら誰にもバカにされない。誰にもバカにされたくない。もう二度と。

 

彼女は整形を決意する。完璧な容姿を手に入れるために。

 

この話は僕の創作だ。でも、このような理由で整形を決意する女性は世の中にたくさんいる。なぜか?それは劣等感に苦しむ女性がたくさんいるからだ。女性だけではない。男性の中にも容姿に劣等感を持ち、整形を決意する男性がいる。そしてその劣等感が強い人ほど完璧さを求める。劣等感の辛さを経験的に知っているからだ。だから完璧な容姿を手に入れて二度と同じ劣等感を感じないようにしようとする。

 

二度と劣等感を抱かないようにするという考え方もまた完璧主義者特有の考え方である。容姿に強い劣等感のある人の中には、この自分の人生から徹底的に劣等感を排除するという完璧さと最高の評価を得たいという完璧さを求める気持ちを抱く場合がある。この2つの完璧さを求める完璧主義者の中に整形狂いになってしまう人がいる。

 

完璧さを求める気持ちが誰の中にもある。でも過剰なまでに完璧さを求め続けると常軌を逸した行為を繰り返してしまう可能性がある。

 

完璧さを求める気持ちは尊いものだ。でも自分の人生を狂わせるまで完璧さを求めるのは問題がある。

 

完璧主義は諸刃の剣。使い方によっては人生を良くする場合もある。でも使い方を間違えば人生を狂わせる場合もある。

 

それを覚えておいてほしい。

 

3、芸術家気質

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芸術家気質とは完璧なものを作り上げたいという願望の強い人のことだ。その願望の強い人ほど完璧さを求める気持ちも強くなる。

 

完璧な美しさ、完璧なかっこよい、完璧な

 

「完璧=かっこいい」というイメージを持っている人の中にも芸術家気質の強い人がいる。芸能人やモデルなどにこの気質の強い人が多い。もちろん、一般人の中にもこの気質の強い人がいる。でも、芸能人やモデルはかっこいいと思われること=収入なので、一般人よりもこの気質が必然的に強くなる。

 

芸術家の中には尋常ではないくらいの完璧さを求める人がいる。たとえばX Japanのヨシキ。彼は一曲作るのに、普通の人では耐えられないような完璧さを求める。想像を絶する完璧さを求めるあまり時間や納期や自分の限界を無視してしまう場合がある。それくらい彼にとって完璧な音楽を作ることは価値あることなのだ。

 

自分の追い求める完璧さにたどりつきたい。芸術家気質の人の中にはそういう願望がある。その願望をかなえるため、命を削ってその完璧さを追い求める。

 

芸術家気質の強い人ほど完璧を求める気持ちは強くなる。

 

●理想が高い人もこの芸術家気質を持っている場合がある

理想というのは自分が思い描いたイメージである。そのイメージは自分にとって憧れであり、実現したいものであり、心引かれるものだ。そのイメージは自分にとってげいじゅつ作品といってもいい魅力がある。

 

だからその理想を目指してがんばる。少しでもその理想近づくためにがんばる。誰もがそういう努力をする。でも普通の人は理想は決してたどりつけないものだと思い、あきらめる。

 

でも、芸術家気質のある人は普通の人のように簡単にはあきらめない。過剰なまでにその理想を追い求める。自分の命を懸けて追いかけるときさえある。自分の限界を認めず、理想を目指し続ける。

 

理想がその人の中で大きくなればなるほど輝きや増せば増すほど、その理想を現実にしたいという気持ちが強くなる。そのためがんばり過ぎてしまう。

 

理想が高い人の中にはそういう努力をしてしまう人がいる。芸術家気質があるからそういう努力をしてしまうのだ。

 

 ●仕事や芸術に100点はない

学校のテストには100点がある。すべての問題に対して正しい答えを書けば、100点をゲットできる。でも仕事や芸術はテストのように100点は存在しない。あくまで誰かが便宜的に基準を設け、これだけのことをすれば100点だよと評価しているだけだ。つまり、仕事や芸術には明確な100点という基準は存在しないということだ。

 

それなのに完璧さを求める人いる。100点満点を目指す人がいる。便宜的に誰かが決めた100点という基準を目指して尋常ではない努力をする人がいる。もちろん、それが必要な場合がある。資格試験に合格するため・出世するためには完璧さを求める必要がある。でもそれは常に完璧さを求めるということではない。必要なときに完璧さを求めているだけだ。当然、必要ない時には100点という完璧さを求めはしない。

 

でも過剰な完璧主義者は常に100点を目指そうとする。100点なんて存在しないことにも100点を無理やり設定して100点を目指そうとする。そんな生き方をしていれば整形狂いの人のように狂った人生を送る可能性が高い。

 

過剰な完璧主義は人生を狂わせるリスクを高める。

それを覚えておいてほしい。

 

劣等感、承認欲求、自己防衛、芸術家気質など完璧主義者になる要因を誰もが持っている。つまり誰もが、過剰な完璧主義に陥る可能性があるということだ。

 

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